今さらフォントの重要性について

 webデザイナーに転身し、デザインのイロハもわからない状態から今年で2年目。

 

何か特徴のあるデザインでもない限り、フォントは決まってUD新ゴかヒラギノ角ゴProで、それ以外はあまり考えたことがありませんでした。

最近はずっと堅いというか真面目系LPの製作が多かったので、特徴のあるフォントよりUD新ゴ位の「普通にきっちりしている」のが使い勝手が良かったのかも。

 

でも最近、

会社の先輩から面白そうなフォントの本が出ていると勧められ、社内で買った本があって、フォントの奥深さとか、よく見かけるフォントの名前ってこれなんだとか、新しい発見がたくさんありました。

その先輩は元々、電車の中吊りや電柱にある広告のフォントを見て、自分の知らないフォントだった場合、フォントの種類が気になるという話をしていましたが、正直、自分はデザインや色の組み合わせが気になる事はあっても、フォントの種類まで気にした事ありませんでした。

 

社内で買った本はこれ。

www.amazon.co.jp

 

 「絶対音感」ならぬ「絶対フォント感」を身につけようという、webデザインの中のフォントにだけフォーカスした本。「絶対フォント感」とは何か。 初心者デザイナーの自分にも難しすぎない内容で構成されていて、あっという間に読み終えました。

同じゴシックという括りのフォントでも少しずつ違いがある事や、このフォントって、なに?というドリル的な要素もあったりして、いかに自分がフォントについて理解していなかったかわかりました。

ちなみにこのフォントってなに?についてはほとんど分からなかった…

 

さらに特記すべきは、雑誌の付録がスゴイというところ。 B5サイズの本に160ページ分ものフォントがずらっと紹介されていて、デザイナーなら見た瞬間テンションが上がる付録。大きすぎず分厚すぎないから持ち歩いて、街中で分からないフォントがあればさっと調べられます。これを繰り返したら、いつか自分もその内絶対フォント感が身につくかも。

 

フォントについてもう少し。

webデザイナーなら最初に習うであろう「カー二ング」について。

カーニングとは文字詰めの事。フォントによって文字間が違うので、そのまま打ち込むだけではとてもバランスが悪い。私はこのカーニングが苦手で、やればやる程、バランスがわからなくなる事がよくありました。

 

そんな中最近webデザイナー向けのスタディーサイトで見つけたカーニングテストのサイト。

type.method.ac

 

 未だ、完璧なカーニングができた事はないけど、数ミリのズレにおいては100点がもらえます。感覚がついてきたのか、最近では連続で100点が採れるようになりました。

高校生の頃、タイピングテストで良い点数を採れた時の感覚に似ているかも。

 

また、サイト内フォントサイズの指定の仕方が変わっていた事も最近知りました。

コーディングはあまりしませんが、最近、SEOサイトを構築していて、フォントサイズに「rem」なる単位が登場していたことを知りました。pxから%、%からem、emからrem。こうしてみるとフォントサイズの指定の仕方って結構頻繁に変わってる。

emまで理解した時点でこれ以上の進化はないだろうと思っていただけに、remで指定されているサイトを見て、 remってスペル間違い????と本気で思った程、無知でした。複数のブラウザ・複数の端末・複数のバージョンに対応するため、フォントのサイズ指定もまだどんどん変わるのかも。

 

情報更新されてなかった自分にとって、1remって一体何px????の世界だったので、SEOサイト上で初めてrem指定した時はこれ参考にしました。

www.standardista.com

本当に本当に初心者レベルだけど、pxや%指定に慣れている人ににはこういう単純な比較が1番わかりやすい。

 

これはrem指定じゃないけど、有名ニュースサイトのフォントサイズと文字間表があってちょっと参考に。

web-yuugi.com

 

とりあえず、私も広告のフォントを言い当てられる位になりたい…